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2011年04月06日 (水) | Edit |
社会理論と社会システム1

問題15社会階層の中での地位やその移動に関する次の記述のうち,正しいものを一つ選びなさい。

社会移動とは社会的地位が変化することをいいます。社会的地位とは近代社会では職業が主な規定要因となります。職業は収入や生活水準、学歴や人間関係、日頃の生活などの情報を含む指標となるからです。しかし、他のメンバーシップや所属も地位に対して影響を及ぼします。親子で社会的地位(具体的には職業)が異なることを「世代間社会移動」、本人の学卒後の初職と現職などが異なることを「世代内社会移動」(職業キャリアの変化)といいます。
一見平等で開かれた社会のように思われる現代日本でも一度就職すると違う業種への転職は難しいですし、専門職や自営ホワイトカラーという経済的にも恵まれた職業階層では父親職業と男性現職の職業の関連が大きいと言われています。


1近代社会において,貴族や富豪による名望家支配ではなく,試験や能力によって社会的地位の配分が階統的に決められていくことをテクノクラシーという。
テクノクラシー:専門知識の持ち主であるテクノクラートたちによって、経済・行政が支配されること。官僚が国王や政治家の手を離れ自己目的化すること。
はてなキーワードより

2親と子という一世代違う関係において,どのような地位の違いが発生したかを見ることが社会移動の基本的観点であり,それを純粋移動という。
純粋移動とは、移動機会の多寡によって左右される移動を指す。社会成員がそれぞれの社会的地位に基づく平等の機会の大きさを示す。
強制移動とは、職業構造の変化や,経済的変動、人口動態など外的要因、言い換えれば社会的地位の分布の変動に基づく移動を指す。
産業化の進んだ社会では純粋移動の増大傾向が共通に認められる。
参考:社会学理論・研究ノート より


3既成エリートがエリートたるものの基準を設定し,その基準に合う次世代のものを早期に選抜し,その選抜以後の上昇移動を保障していくことを庇(ひ)護移動という。(○)
競争移動と庇護移動は、ターナーが分類した社会移動の二つの規範的なパターンである。
ターナーはイギリスとアメリカの教育システムを観察し社会における移動のパターンとして競争移動と庇護移動をモデル化した。競争移動のモデルはアメリカの教育システムを想定し、庇護移動のモデルはイギリスの教育システムを想定している。
 競争移動とは、競争の参加者が全ての競争に参加する機会を保証するシステムである。参加者はあらゆる戦術を駆使して、エリートの地位を勝ち取るために努力を惜しまない。競争移動においては全ての成員にエリートになれるかもしれないという「幻想」を与え、最終的な選抜結果は出来るだけ遅延させることによって参加者の努力を促す。
 一方、庇護移動は限定された成員があらかじめエリートとなるべき人材として隔離され育成されるシステムである。将来のエリート予備軍は既存のエリートによって選抜される。エリートの地位は特定の外的基準によって授けられる。一旦エリートの予備軍でない集団に峻別されてしまうと、もはやエリートの地位は努力や戦略によって与えられるものではない。
企業内昇進システムの三つの理念型と能力観 寺畑 正英 より)



4産業化の進展でホワイトカラーの需要が急増したため,従来そのような職に就いていなかった人々が,業種を変えて雇用されていくことを産業循環という。
産業循環は4つに分かれる。長期的な停滞期のあとに好況期が続き、好況期は螺旋的に発展しながら繁栄期を形成する。それは投資過剰、生産・取引・信用過剰を創出し、やがて暴力的な破壊の条件を形成する。こうして、恐慌が発生する
産業循環と金融 下広尾 勲 より)


5選抜・競争の各段階で勝者にのみ次の競争への参加資格を与え,敗者をその都度競争から排除してメンバーを変化させていくことを積極的差別という。
積極的差別とは、特に欧州で使用される積極的差別是正措置の英語表現であり、米語圏ではアファーマティブ・アクション(Affirmative action)と表現される。英語以外の欧州語では肯定的差別(スペイン語: discriminación positiva, フランス語:discrimination positive等)が一般的である。外国では、これらの用語は弱者集団の現状是正のための進学や就職や昇進における直接の優遇措置を指す。
ウィキペディア より

5の内容はトーナメント移動を表している。
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